症例紹介

Case introduction
症例紹介の写真

低温やけど


今回ご紹介するのは、お腹の皮膚がただれてしまった蛇さんのお話です。

どんな便利なものでもそうなのかもしれません。

使い方を誤ると大きな怪我をしてしまいます。

今回の蛇さんもそうですが、ホットカーペットで「低温やけど」をしてしまうわんちゃんが、これからの季節で案外多くみられます。

特に蛇の場合、同じ姿勢で同じ場所にじっとしているので、その下にパネルヒーターがあると知らない内に低温やけどをおこしているケースがあります。

低温やけどはネーミングとは裏腹に症状はかなりひどく、皮下組織の奥にまでダメージがあるため筋肉が露出するぐらいまで皮膚が壊死して脱落し、ただれてしまいます。(写真参照)

蛇にパネルヒーターはかなり一般的な飼育方法なのかもしれませんが、こういう事故が絶えないところをみると、パネルヒーターによる保温管理は適切ではないと断言してもいいのではないでしょうか。

低温やけどの症状

遠方からはるばる来院されました。すでにお疲れの様子。

低温やけどの症状

裏返すと広範囲のお腹がただれて、鱗がはがれて潰瘍化していました。一部は壊死を起こし、赤黒い色から緑色に変色していました。低温やけどです。

低温やけどの症状

あれから約3週間。大分良くなってきました。ここまでくれば大丈夫でしょう。

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