まさの森・動物病院
MASA-no-MORI Pet Clinic
-石川県金沢市の動物病院-

まさの森動物病院は、犬猫、エキゾチックアニマル診療・予約診療・往診を行う石川県金沢市の動物病院です。

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デグーの症例紹介

デグーマウスの真菌感染症

マウス
今日は真菌感染症のデグーマウスさんのお話をします。

この子は、ねずみの仲間「デグーマウス」の子どもで生後1ヶ月です。体重は35gと小さく、まだ手のひらサイズの幼体です。

最近痒がるようになり、皮膚も炎症をおこし、毛も抜け始めています。
原因は真菌。どこにでも存在するカビの一種なのですが、幼少期や老齢や病気などで免疫力が低下すると、カビが増殖し悪さし始めるのです。

治療は抗真菌剤の内服です。
塗り薬だと、動物たちはすぐに舐めてしまうため治療効果が思うように得られない場合があります。

使用するお薬は人間用に開発された薬剤を用いるため、電子天秤で.00まで計量しながら調剤していきます。

初診から2週間。
荒れていた皮膚は綺麗に治り、もう毛が生えてきました。

小さなデグーさんの生活は痒みから解放され快適になったことでしょう。

デグーの足底潰瘍

20160325

今回ご紹介するのは、足の裏に傷ができてしまったデグーさんのお話です。

デグーはげっ歯類の仲間でここ最近になってどのペットショップでも一般的に流通するようになりました。とても人懐っこく、いくつかカラーバリエーションも出てきて、人気のペットの仲間入りをしつつあります。

同じげっ歯類のモルモットとはことなり、かなり活発に動き回り、リスほどではありませんが、それに近いぐらい上下運動もこなします。しかしながら、しつけ次第ではハンドリングもそつなくこなし、飼い主さんの手の中で眠るような大人しい子もみられます。

今回のデグーさん、ケージの中に血が付着しているということで来院されました。身体一般検査をしていくなかで、足裏が潰瘍化して赤くなっているのが確認されました。足底潰瘍という病気です。

この病気は他の動物で何度かでてきていますが、動物種が異なってもやはり同じ原因で起こるものだと思われます。

その原因とは、肥満、床材が固い、排泄物などで床が汚れているなどが一般的となっておりますが、今回のデグーさんでは肥満や床材の金網が足底潰瘍の原因となっていたようです。

飼育環境の改善と、無理の無いダイエットをお願いして抗生剤の内服をしつつ経過観察です。この病気は一度なってしまうとなかなか治るまでに時間がかかってしまいます。完治が困難なこともよくあります。時間はかかるかもしれませんが、最後まで諦めずできることを地道に重ねて行きましょうね。


デグーの角結膜炎

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今回ご紹介するのは、左目が開かず、眼球が白くにごってしまったデグーさんのお話です。

最近はげっ歯類の中でもデグーさんの来院が本当によく増えました。当院ではハムスターの次に多いげっ歯類といえばデグーです。飼育頭数が増えた分だけ、やはりいろいろな病気で来院されるかたも増えてきています。また、診てくれる病院も少ないようで遠方からこられる方が多いように思います。

このかたも加賀から調べて来院されました。
左目がうまく開かない状態だということで来院されました。
みてみると、目から膿が出て、それが乾いて接着剤のような役割を果たしまぶたがくっついてしまっていました。

きれいに膿をとって、目を開くと角膜が白くにごっており、ちゃんと見えていない可能性がありました。また結膜炎がひどく、周囲の組織への癒着からか正常な目と比較すると目をしっかりと開く事が出来ない状態でした。

検査の結果、細菌感染により角結膜炎を起こしている事が分かりました。
かなりひどそうで、もしかしたら元通りにはならない可能性がありました。
最初は思うように改善がみられませんでしたが、諦めずに治療を続ける事1ヶ月。

1ヶ月前と同じ目なのかと思う位、きれいに元通りにまで改善してくれました。
素早く動く動物でかつ目も小さく点眼はなかなか困難でしたが、本当に愛情深く飼い主さんも頑張ってくれました。

僕らはアドバイスと指示を出すだけで、すごいのはその治療法を開発した先人と投薬を頑張った飼い主さんとその動物なのだと思います。