まさの森・動物病院
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-石川県金沢市の動物病院-

まさの森動物病院は、犬猫、エキゾチックアニマル診療・予約診療・往診を行う石川県金沢市の動物病院です。

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フクロモモンガの症例紹介

自咬症のフクロモモンガ

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自咬症(自分で自分の体を咬んでしまう病気)で自分のしっぽを噛んでしまい、壊死をおこしかけていたので、この前しっぽの切断手術をしました。

手術は無事終わって、約2週間…

傷口を自分で噛んで開いてしまう危険性はありましたが、経過は良好!感染も起こさず、傷口はきれいにくっついてくれました。

驚いたことに、しっぽがなくなったのに体重が6gも増えていました。(フクロモモンガの体重はだいたい100g前後)
ストレスの一因だったしっぽの痛みなどがなくなって元気になったのかもしれませんね!

フクロモモンガの去勢手術

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今日のお話は、フクロモモンガさんの去勢手術のお話です。

今回ご紹介するのは、オスのモモンガさんで、来院時すでに自咬症を発症していた子です。(自咬症とは、文字通り自分で自分を傷つけてしまう症状です。軽度のものから重度のものまであり、重度の場合はこれが引き金となり細菌感染や出血死などする場合があります。)

一度発症すると、まず治らないといわれる厄介な病気「自咬症」。
この発症原因はまだはっきりと分かっていませんし、同時に治療法も確立されていません。しかし、一説には去勢手術が自咬症に一定の予防効果があるとする説 があります。これに関して、科学的根拠は示されていないため「ホンマでっか?!」という気持ちで読んで頂ければと思うのですが、臨床的感覚として理解でき る部分があります。
というのも、自然界で暮すモモンガは、ハーレム(1匹のオスと複数のメスからなる集団)を形成して繁殖を繰り返す生き物だからです。
飼育環境下では、交尾ができない状況が間々ありますが、これがオスのモモンガにとっては大きなストレスとなると考えられるからです。

自咬症は、命を落とす可能性のある恐い病気です。
オスのモモンガを飼育しておられる皆さん。知っていて損な事はないので、このお話を頭の片隅に入れておいてもいいかしれませんね。

※写真の子は今回手術した子ではありません。我が家のオスのモモンガくんです。

フクロモモンガのペニス脱

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今回ご紹介するのは、ペニスが出てしまい引っ込まなくなったフクロモモンガさんのお話です。

ペニス脱という病気は、ペニスが出っぱなしになって、引っ込まなくなってしまう病気なんですが、いろんな動物種で報告されています。

当院では診察していて比較的よく遭遇するのが、カメと今回のフクロモモンガのペニス脱です。

とても厄介な事に、一度出てしまうとなかなか元通りにはならず・・・その違和感から自分で咬んだり乾燥して壊死してしまったり・・・。

最終的には切断しなければならない事も多いのが現状です。
カメもフクロモモンガも共通しているのが、ペニスは交配に必要な臓器であり切断しても命には関わりません。オシッコは別のところから出す事が出来るのです。

ペニス脱が起こる原因は不明ですが、性的ストレスなどが背景にあるのではないかと言われています。雄の単独飼育はご注意くださいね。


フクロモモンガの去勢手術

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今回ご紹介するのは、フクロモモンガの去勢手術についてです。

フクロモモンガは自然界では雄1匹に雌数匹の群れを形成して生活しています。縄張り意識が強く、他の雄とはかなり激しく争う姿勢もみられます。
こういった背景から、社会性も高くなるべく雄と雌を一緒にするなど本来の自然環境に近い形で飼育しないと、そのストレスから自咬症を発症してしまうケースが比較的多くみられます。

今回のフクロモモンガさんも男の子単独での飼育環境でした。自分でお尻などを齧って痛そうにギィギィ鳴いていました。遠方からでしたが見るに耐えられずご家族で当院に来院されました。自咬症です。

当院に来院される自咬症のフクロモモンガさんは今のところすべて男の子です。
おそらく、性的なストレスもあるのではないかと考えられています。

そういった可能性の話、今後のお話をさせていただき、自分で噛めないようにエリザベスカラーの設置と去勢手術を行いました。

手術も無事に終わり、術後の経過も良好です。
去勢手術後、いままで自分で齧っていた傷も含めて治ってしまうとそのまま齧らない期間が続く症例もあります。あとは環境次第でもありますが、再発がないことを期待して経過を見守るだけです。