症例紹介

Case introduction
症例紹介の写真

不正咬合①


今回ご紹介するのは、うまくご飯が食べれなくなったハムスターさんのお話です。

予防できそうな病気は出来るだけ何度もこちらでご紹介したいと思っています。

食欲があるのに、うまく食べる事ができない・・・こういったとき、ハムスターさんで多いのは前歯が過剰に伸びてしまっているケースです。

そして、過剰に伸びてしまっている原因のほとんどがケージの格子を齧っている場合です。市販されているケージの一部は金属の格子があるものもあり、みんながみんなそうではないのですが、その金属を齧る癖がある場合、時間をかけて根元から変形してしまいます。

今回のハムスターさんも、うまくご飯を食べれていないようで徐々に痩せてきたという事で来院されました。口の中をみてみると、やはり前歯が伸びすぎていました。飼育環境を伺うと、やはり格子状の金属を良く齧っていたということでした。

市販されているものは、それで大丈夫だと思ってしまいがちですが、エキゾチックアニマルの場合、必ずしもそれが当てはまらないことがあります。飼育経験がある方など、いろんな方からのお話をきくのも大切かもしれませんね。

不正咬合の症状

上の歯が過剰に伸びてきてしまったハムスターさん(赤丸)。もう少しで上あごに突き刺さりそうです。上手くご飯がたべられず、よだれで汚れています。

不正咬合の症状

無事、適切な長さに整える事ができました(上写真は切った歯)。でも、根元から変形してしまっている場合、これは繰り返されるので、ほぼ生涯にわたって定期的なトリミングが必要になります。

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