今回ご紹介するのは、下顎が腫れてきたブルーイグアナさんのお話です。
爬虫類の診療となると、北陸三県を探してもみてくれる動物病院はなかったみたいで、隣の県から来院されました。
下顎が腫れてきており、食欲もなくなってしまいました。 触ってみると、やわらかく、何か液体が貯まっているような感じです。 押してみると、口の中から黄色い液体が漏れ出てきました・・・膿です。
口の中での感染が原因で下顎に膿が貯まって腫れていました。 膿の出口がなく腫れてしまっているので、出口を作ってあげます。
局所麻酔を打って、皮膚の一部を切開します。
さすがに、1mちかいサイズのトカゲとなると力もそれなりのものです。 タオルでくるんでから切開し、膿を全部洗い流します。
抗生剤を注射で打って、あとは内服で経過をみてみます。
ご飯も食べてくれるようになったので、これで一安心・・・飼育環境なども原因となることもあるので、再発予防にも今一度確認が必要です。
下顎が腫れてきて、食欲が低下してきたブルーイグアナさん。赤丸で示した場所が腫れています。なんだか、痛そうですね。
これが、正常な反対側の顔です。
局所麻酔をして皮膚を切開すると黄色い膿が出てきました。口の中の感染症から下顎に膿が貯まって膿瘍を形成していました。膿が出た後は腫れも引きました。
まさの森・動物病院は、診療時間に来院いただくことが難しい場合に、様々な診療方法をご用意しております。
来院が困難な動物については午前と午後の診療の合間に、ご自宅までお伺いする往診にて診察・治療を行っています。
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エキゾチックアニマルの診療可能な動物病院はかなり少ないのが現状です。当院は日本全国からのご相談にもZoomに繋いで遠隔にて対応させていただきます。
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