今回ご紹介するのは、ヘルマンリクガメさんのお腹の中の寄生虫のお話です。
今回もまた、健診つながりですが、爬虫類の便検査をすると寄生虫が検出されることがほとんどです。その理由としては、自然環境下で繁殖された個体や野生個体を採取され、その個体が一般的に流通しているからだと思われます。
爬虫類の便検査でこの寄生虫が確認されたとき、駆除するべきかどうか・・・とても悩ましいところです。
というのも、必ずしも害となるものではないからです。なんらかのストレスがかかると免疫力が低下し、寄生虫との共生していたバランスが崩れ、病原性を発揮してしまう事があります。そういったことが起こってしまえば、駆除の対象になるのですが、症状がなければ様子を見てみるのも一つかもしれません。
ただ、飼育環境下では自然環境とはことなる様々な問題も起こります。他の個体への感染や、小さなお子さんへの公衆衛生上の問題など駆除しておく方が無難な場合もあります。
なので、その辺りを飼い主さんと相談した上で治療の是非を検討しています。
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