今回は当院にやってきたモルモットさんのモルモットズツキダニについてのお話です。
モルモットさんの背中にかさぶたのようなものができているということで来院されました。
顕微鏡検査の結果、モルモットズツキダニが発見されました。モルモットズツキダニは、モルモットの皮膚に寄生するダニの一種で、背中や首、肩などにかさぶたやフケのような皮膚症状を引き起こします。免疫力が低下していたり、ストレスを抱えていたりすると寄生数が増え、症状が悪化しやすくなる病気です。今回は駆虫薬による治療を行った結果、皮膚の状態はすっかり改善し、きれいになりました。
モルモットズツキダニに感染した子は、背中や首まわりを中心にかさぶたやフケのようなものができ、皮膚がガサガサとした状態になることがあります。ほぼ、「無症状」で推移することが多く、環境の変化などのストレスで免疫低下などが相まって、写真のような感じになることが一般的です。
このダニは、もともと健康なモルモットの皮膚にもわずかに存在していることがありますが、ストレスや免疫力の低下、多頭飼育での接触などをきっかけに異常繁殖し、症状として現れてきます。過密な飼育環境や不衛生なケージも、発症のリスクを高める要因のひとつです。
予防のためには、ケージ内を清潔に保ち、適切な温度・湿度管理を心がけることが大切です。過密な多頭飼育を避け、ストレスの少ない環境を整えてあげましょう。また、バランスの良い食事で免疫力を維持し、日頃から皮膚や被毛の状態をこまめにチェックしてあげることが、早期発見・早期治療につながります。
獣医師が教える飼い方
気をつけるべき病気7選
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