症例紹介

Case introduction
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角膜潰瘍


リクガメの目のトラブルの一つ「角膜潰瘍(かくまくかいよう)」について

角膜潰瘍は目の表面にある「角膜」に傷がつき、そこから炎症やえぐれが起きてしまう疾患です。放置すると傷が深くなってしまうため、早めの対応が大切です。

症状:こんな変化はありませんか?
目の痛みや違和感から、以下のようなサインが現れます。

瞬きや開眼不良: 片目または両目をしょぼしょぼさせたり、開けにくそうにしている時間が長くなります。

目の濁り・充血: 黒目の表面(角膜)が白く濁って見えたり、周囲が赤く充血することがあります。

涙や目ヤニ: 目を痛がることで、涙っぽくなったり、乾燥して目ヤニがこびりつくことがあります。

食欲・活動性の低下: 目が見えにくくなったり強い痛みを伴うため、エサを食べる勢いが落ちたり、じっと動かなくなったりします。
↓潰瘍


原因:なぜ目に傷がついてしまうの?
主な原因には、以下のような環境や物理的な要因が挙げられます。

床材の異物・ホコリ: ケージの床材(細かい砂や木くずなど)が目に入り、それをこすってしまうことで角膜を傷つけてしまいます。

ケージ内のレイアウトや衝突: 流木や石、シェルターの縁などに目をぶつけてしまったり、ケンカや脱走を試みた際に外傷を負うことがあります。

栄養状態や免疫力の低下: ビタミンA不足などによる粘膜の弱りも、目のトラブルを引き起こす引き金になります。

治療と回復
角膜潰瘍は自然に治りにくいため、動物病院での適切な診断と治療が必要です。

診断: 専用の染色液を用いて、角膜のどこにどの程度の傷がついているかを正確に確認します。

治療: 基本的には、獣医師の指示に基づいた適切な目薬の投与を行います。

実際の回復の様子: 早期に発見して適切な目薬の治療を行ったケースでは、点眼治療によって角膜の傷がきれいに治り、パッチリと目を開けられるように見事に回復してくれます。

↓正常な目の様子


予防のためにできること
床材や環境の見直し: 目を傷つけにくい床材を選び、ホコリっぽくない清潔な環境を保ちましょう。

日頃の目のチェック: 朝晩のエサやりの時などに、両目がしっかり開いているか、濁りや目ヤニがないかをこまめに確認することが早期発見の近道です。

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