今回ご紹介するのは、足の裏がボコボコになってしまったセキセイインコさんのお話です。
どの動物達も足裏に問題を起こすことがあります。しかしながら、足裏に問題を起こしやすい動物種というのがあります。こちらでもご紹介しているウサギ、モルモット、デグー、半水棲のカメ、そしてセキセイインコなど鳥さんではとても多いと感じています。
今回のセキセイインコさんも左の足底部が腫れてしまっていました。このセキセイインコさんは普段から左に傾いて止まり木にいることから、右足に体重を乗せるのに不都合があると考えられます。
左足にほぼ全体重を乗せているため、過剰な負荷がかかってこのようになってしまったと考えられます。
一般的には骨折や関節炎による痛みや、腎不全や精巣腫瘍などによる坐骨神経麻痺から片足に体重が乗せる事ができなくなり、今回のように反対の正常な足に問題が起こってしまいます。
あと、両足に見られる場合は肥満や不適切な止まり木、不衛生な環境などが原因として考えられます。
いずれの動物もケージや水槽などごく限られた空間で生活することが共通としてみられ、運動不足に陥りやすく、長時間同じ姿勢でいることが原因となって発症に至ってしまう・・・人工的な飼育環境下特有の病気の一つなのかもしれません。
一見、両足に均等に体重を乗せているように見えるセキセイインコさん。しかしながら、右足に問題があるため、左足にしか体重をのせてはいません。
その結果、左足底に潰瘍が形成されてしまいました。バンブルフットという病気です。普段は足裏なんてみることはないので、健康診断で偶発的に発見されることも多い病気の一つです。
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