今回ご紹介するのは、鼻水が出ているアフリカワシミミズクさんのお話です。
くしゃみをして鼻がブーブー鳴っているということで来院されたアフリカワシミミズクさん。まずは体重計の上に止まってもらって、体重をはかります。
一応、痩せていないか触診します。 問題無し。
このままタオルでくるんで、鼻水を吸引して検査します。
「くしゃみをしている」ということは、鼻腔を含む上部気道に感染症や異物などによる分泌物がありそれを排除しようとしていることを意味しています。なので、その辺りを検査していきます。
鼻水を染色して顕微鏡で観察してみると、白血球や赤血球など各種炎症細胞が確認されました。球菌や桿菌などの細菌が白血球に食べられているところもありました。おそらく、細菌感染をおこしているものと考えられました。
従って、抗生剤を飲んで経過を観察することに。
上部気道感染症も進行すると肺炎や鳴管炎など下部気道感染症に至る可能性があります。そうなると命に関わりますので、そうなる前にしっかり検査をして治療していきましょう。
鼻水が出ているということで来院されたアフリカワシミミズクさん。鼻水を吸引して検査してみました。
白血球や赤血球など各種炎症細胞が確認されました。他にも球菌や桿菌など炎症の原因と思われる細菌も多数みられました (白血球がそれらの細菌を食べて闘ってくれています)。
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