※傷口の写真が生々しいので、苦手な方はご注意ください。
先日、名古屋コーチンさんが来院しました。ペットショップの雌鳥なのですが、同居している雄鶏さんにつつかれたようで、右羽の裏に5センチほどの穴があいていました。
傷口から細菌感染したようで、皮と肉が剥離している状態でした。傷口から穴ぼこ状に開いた穴を覗くと、剥離した部分が袋状に広がっており、「鳥ムネ肉」がつるりと見える状態でした。そんな状態であるため、本来あるべき位置に肩を維持できず、負傷した右肩だけ下方へ落ちています。
それでもコーチンさんは毎日元気にごはんを食べ、卵まで生んでいるというのですから、すごいですね。
急いで傷口の洗浄と点滴、投薬を開始。経過は良好で、縫合もかんがえていたのですが、現在はきれいに治癒しました(写真右)。羽も本来の位置に維持できるようになり、表情も違ってみえますね。なんだかキリッとした印象です。
ペットショップの方は遠方から熱心に通院してくださいました。目の前にいる動物たちのことを大切に思う気持ちは、多くの飼い主さんと同じでした。
ショップの店員さんたちに毎日かわいがられて、益々元気になることを願います。
治療前
治療後
インコ・オウムの危険な状態3選
気をつけるべき病気5選
まさの森・動物病院は、診療時間に来院いただくことが難しい場合に、様々な診療方法をご用意しております。
来院が困難な動物については午前と午後の診療の合間に、ご自宅までお伺いする往診にて診察・治療を行っています。
急患の場合には、夜間・休日の時間外診療をお受けしています。一人での診療になるため対応できない場合もございますが、精一杯診療させていただきます。
エキゾチックアニマルの診療可能な動物病院はかなり少ないのが現状です。当院は日本全国からのご相談にもZoomに繋いで遠隔にて対応させていただきます。
予約する
(完全予約制)