今回ご紹介するのは、左目が開かず、眼球が白くにごってしまったデグーさんのお話です。
最近はげっ歯類の中でもデグーさんの来院が本当によく増えました。当院ではハムスターの次に多いげっ歯類といえばデグーです。飼育頭数が増えた分だけ、やはりいろいろな病気で来院されるかたも増えてきています。また、診てくれる病院も少ないようで遠方からこられる方が多いように思います。
このかたも加賀から調べて来院されました。左目がうまく開かない状態だということで来院されました。 みてみると、目から膿が出て、それが乾いて接着剤のような役割を果たしまぶたがくっついてしまっていました。
きれいに膿をとって、目を開くと角膜が白くにごっており、ちゃんと見えていない可能性がありました。また結膜炎がひどく、周囲の組織への癒着からか正常な目と比較すると目をしっかりと開く事が出来ない状態でした。
検査の結果、細菌感染により角結膜炎を起こしている事が分かりました。かなりひどそうで、もしかしたら元通りにはならない可能性がありました。 最初は思うように改善がみられませんでしたが、諦めずに治療を続ける事1ヶ月。
1ヶ月前と同じ目なのかと思う位、きれいに元通りにまで改善してくれました。 素早く動く動物でかつ目も小さく点眼はなかなか困難でしたが、本当に愛情深く飼い主さんも頑張ってくれました。
僕らはアドバイスと指示を出すだけで、すごいのはその治療法を開発した先人と投薬を頑張った飼い主さんとその動物なのだと思います。
左目が開かないということで来院されました。 膿が付着して開かなかったようです。膿を取って眼球をみると、角膜炎を起こし目が白く濁ってしまっています。また結膜も感染から炎症を起こして、周囲の組織に癒着を起こしています。かなりひどそうです。
目薬をがんばって1ヶ月。 元に戻らないかもしれない、と話していたのですが、正常な状態にまで改善してくれました。 飼い主さんも諦めず本当に頑張ってくれました。
獣医師が教える飼い方について
デグーで多い病気3選
まさの森・動物病院は、診療時間に来院いただくことが難しい場合に、様々な診療方法をご用意しております。
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