今回ご紹介するのは、頬袋が反転してしまったハムスターさんのお話です。
口の中から何かお肉のようなものが出ています。それが原因でうまくご飯を食べる事ができないようなんです。
そうやって来院されるハムスターさんのほとんどは今回の頬袋(ハムスターさんはリスみたいにご飯を貯めておく袋が両頬にあります)の外反だと思われます。比較的よくみる病気なんですが、どうして起こるのか原因は分かっていません。とても不思議です。
腫瘍があるわけでもなく、感染症があるわけでもなく・・・
頬袋を元に戻せば治る場合もありますが、反転して時間がたっているものや、腫れてしまっている場合はなかなか元通りに戻すのは難しかったりします。
再発を繰り返したり、何度も通院しなければならないのなら、「外科的に切除しておしまい」ってした方がいいのかなって思います。
今回のハムスターさんも、他院での治療の甲斐なく再発してしまい外科的に切除となってしまいました。
でも、これでスッキリ!自分の頬袋に邪魔されずにご飯を食べる事が出来るようになりました!
少し知識がある人がみると「口の中から腫瘍?」って間違われるかもしれませんが、これは頬袋が反転してしまっているだけなんです。でも、上手くご飯を食べることができなくなります。
頬袋を切除して口の中の粘膜同士を縫合していきます。糸も細いです(矢印)。
無事、手術が終わりました!自分の口と同じ位のものが口から飛び出してきたら困りますよね。
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