本日ご紹介するのは、お尻がパンパンに腫れているということで来院されたヒョウモントカゲモドキさんのお話です。
ヒョウモントカゲモドキは小型のトカゲで比較的大人しく、ハンドリングも可能で丈夫なことから、もっとも人気がある種の一つとなっております。
トカゲなどの爬虫類ではお尻の穴が一つしかなく総排泄孔(うんちもおしっこも出てきます)と言います。みんなにもわかりやすい表現としてお尻と表現しますが、正確にはお尻ではありません。また、オスではその穴から尻尾にむかってヘミペニスがあります。
従って、オスのトカゲでお尻が腫れているといった主訴で来院された場合はその周辺の臓器のトラブルの有無を確認していきます。
今回は、写真のようにお尻の穴より尻尾側が大きく腫れているのでヘミペニスに問題があるようです。こういったケースで多いのはそこから分泌された分泌液や感染による膿瘍などが固まって栓ができてしまうヘミペニスプラグが疑われます。
大抵は摘出して終わります。これだけ大きく腫れていると、腫瘍とか、悪いものを想定して来院されることもありますが、今回も大丈夫でした。
まさの森・動物病院は、診療時間に来院いただくことが難しい場合に、様々な診療方法をご用意しております。
来院が困難な動物については午前と午後の診療の合間に、ご自宅までお伺いする往診にて診察・治療を行っています。
急患の場合には、夜間・休日の時間外診療をお受けしています。一人での診療になるため対応できない場合もございますが、精一杯診療させていただきます。
エキゾチックアニマルの診療可能な動物病院はかなり少ないのが現状です。当院は日本全国からのご相談にもZoomに繋いで遠隔にて対応させていただきます。
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