今回ご紹介するのは、目の横が腫れてきてしまったヒョウモントカゲモドキさんのお話です。
当院のFacebookにもちょくちょく出てくるので、ヒョウモントカゲモドキといっても何となくどんな動物か分かっておられる方も多いのではないでしょうか。
小型の爬虫類で一番人気なのが、このヒョウモントカゲモドキさんでしょうか。なんといっても丈夫で飼いやすく、カラーバリエーションも豊富。国内でも繁殖されているので、比較的容易に出逢う事ができる爬虫類です。爬虫類を飼いたい女子に人気だと思われます。
最初に飼う爬虫類としては、ハードルが低いのかなと思います。
そんなヒョウモントカゲモドキさんですが、あちこちの皮下組織で膿瘍を形成することがあります。原因はよくわかりませんが、なぜか細菌感染を起こしてしまいます。
おそらく、飼育環境の問題など何らかの免疫力が低下するようなストレスが背景にあるのかもしれません。
今回のヒョウモントカゲモドキさんも目の横が腫れてきたということで来院されました。急性で腫れてきたところから、腫瘍性の可能性は低く、検査の結果やはり「膿瘍」という細菌感染が原因でできる膿の塊でした。
膿を出して、抗生剤の注射と内服で経過をみて行きます。おそらくこれで大丈夫でしょう!
右目あたりが腫れてきてしまったヒョウモントカゲモドキさん。(赤丸) ちょっと痩せ気味です。
横からみると、明らかです。何が原因で腫れているのか・・・針を刺して、細胞を採取してみます。検査の結果、どうやらばい菌が感染して、膿が貯まっているようです。
表面麻酔をして、切開してみると黄色いチーズのような膿がでてきました!
膿を出して、膿の袋のなかを綺麗に洗い流しました!あとは、抗生剤の注射と内服で大丈夫でしょう!
まさの森・動物病院は、診療時間に来院いただくことが難しい場合に、様々な診療方法をご用意しております。
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