症例紹介

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症例紹介の写真

胃捻転予防術


胃捻転予防術の写真

先日、当院の看板犬であるグレートデーンの頼丸の、胃捻転予防術と去勢手術が行われました。

11ヶ月とはいえ、体重は63kgですから、3人がかりで実施しました。 体は手術台からはみ出んばかりの勢いでした。

さて、今回行われた「胃捻転予防術」とは、胃が捻れて閉塞する病気を予防するための手術です。 ワンちゃんの胃は溝落ちの辺りの「背中の側」にあるのですが、何かの拍子に背中にある胃がお腹の溝落の方へ捻れて落ちてしまうことがあり、これを胃捻転といいます。 胃捻転の症状としては、嘔吐、苦しがる、ぐったりする、便が出ないなどの症状があります。

気付かずにいると、捻れて閉塞した組織が血流不全になり惨い苦しみを伴います。そして発見が遅れると命を落とす確率の高い病気の一つです。

当院の頼丸は、ブリーダーさんから譲り受ける際に、2〜3才時に胃捻転によって亡くなってしまうケースが少なくないため、胃捻転の予防術を薦められていました。

開腹手術ですので、傷口が痛々しいですが、本人は至って元気です。 術後は家族と一緒に過ごし、経過は順調。これで頼丸を胃捻転で亡くす心配はなくなりました。

これからも元気に過ごし、長生きして欲しいものです。ともかく、頼丸、御疲れ様!!よく頑張ったね!!

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