症例紹介

Case introduction
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腫瘍切除


今日は喉に大きな腫瘍ができてしまった「ヨウムさん」のお話をします。

年齢10歳、オスのヨウムさん(大型のインコ)で、普段は色々なお話や歌を披露して飼い主さんを楽しませてくれているようです。

診察中も入院中も、本当に優しい性格の子で、処置に手間取るということはありませんでした。あんまり可愛いのでついつい遊んでやりたくなるような癒し系な性格の子です。

そんな愛らしいヨウムくんですが、見ての通り、喉に大きなこぶができています。 幸いにも「そのう(食道の一部が膨らんだもの)」を絡んだものではなかったのですが、これを切除するというのは、大きなリスクが伴います。亡くなってしまう危険性も大いにあったのです。

ヨウム君に深い愛情を注いできた飼い主さんは、決断することが本当に恐かったと思います。 でも、僕たちを信じて大切な命を託して下さいました。

手術当日、ヨウム君を預けて病院を去る時の、飼い主さんの泣き出しそうな横顔が、心の中にある不安の大きさを物語っていました。

手術中、ヒヤっとする瞬間もありましたが、ヨウム君は見事、手術に耐えて帰ってきてくれました。 次の日からごはんを食べてくれてすぐに退院となりました。

術後の経過も大変順調で、とても嬉しく思っています。

やっぱり元気が一番! 喉元がスッキリして益々ハンサムなヨウムくん。 いつか歌声やお話している声を聞いてみたいです。

腫瘍切除の症状
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