今回ご紹介するのは、喉のあたりがポンポンに腫れてご飯を食べることができなくなったハトさんのお話です。
まずはこのレントゲン写真をご覧下さい。
これが腫瘍だとしたら・・・外科的に切除するのにかなり躊躇してしまうような場所にできてしまっていました。肺や気管などの胸の入り口にさしかかるような場所です。
そうじゃなくて本当によかった・・・。
ハトの甲状腺腫ではコブが明確になり、腫れてこんなふうに気管を蛇行させてしまうようです。 セキセイインコなどでも、レントゲンとるとそんな感じに写りますが呼吸が荒くレントゲンをとるのも危険です。
食餌管理と甲状腺のお薬を飲んで良くなりました。劇的にコブが無くなっていました。
現在は投薬を止めて、食餌管理だけで大丈夫そうです。
仰向けで撮影したレントゲン写真です。喉のあたりに赤丸で示した腫瘤が形成されてしまいました。→は気管の走行を示しますが、腫瘤のせいで向かって右側に押されて蛇行してしまっています。きっと苦しいと思います。
それから2週間後。喉の辺りにできていたできものが無くなっていました!蛇行していた気管もまっすぐに、正常に戻っていました。
元気や食欲も元通り!もうだめかと諦めていた飼い主さんもびっくりなくらい元気になってくれました。
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