今回ご紹介するのは、ご飯を食べなくなってしまったオカメインコさんのお話です。
鳥を飼育されているかたでも、挿餌が必要なくらい小さい状態から育てた人はそんなに多くはないのではないでしょうか。
小さい子はどの動物もとても弱く、ちょっとしたことで命を落としてしまいます。ちょっと寒かった、ちょっとご飯をあげるのを忘れていた、ちょっと下痢していた・・・などなど。細心の注意を払っていたとしても、亡くなってしまう事もあります。
今回のオカメインコさんも自分からご飯を食べなくなってしまい、体重が減ってきてしまいました。産まれて10日前後、体重が30g前後の小さい命です。一度、調子を崩すと持ち直してくれることはなかなか難しいことも多いのが現状です。
すぐに入院して、30℃の保温室に移動します。 そして、強制給餌用の餌をチューブでそのうの中まで入れてあげます。 一緒にお薬も混ぜます。脱水もしているようなので、点滴もしてあげます。
それを、4時間おきぐらいにそのうの膨らみを確認しながら、良くなってくれるようにみんなでおまじないしながら、その時を待ちます。
それから3日後の朝。 飼育ケージの蓋をあけると「腹へって仕方ないからご飯をよこせ!」と言わんばかりに大きく口を開けて鳴いていました。 退院の日は近そうです。
動画はこちらその後早いもので、退院してから1ヶ月。特に問題なくご飯もモリモリたべて、元気いっぱい。
体重は80gに。もう、ほぼ成鳥です!
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