症例紹介

Case introduction
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体表腫瘤


今回ご紹介するのは、横腹にこぶができてしまったモルモットさんのお話です。

どの動物種にも共通でみられる病気のひとつとして、体の表面である皮膚にできる腫瘤があります。

こんなものができると、やはり「腫瘍」など怖い病気を想像される飼い主さんが多いのではないでしょうか。 確かに、命に関わるような病気である腫瘍ってこともありますが、そうではない場合もあります。

まずは、体を触っていて瘤が確認されたら、慌てずにまずは病院でみてもらいましょう!検査をして、仮に悪いものだったとして早期に切除すれば問題なく過ごす事が出来る場合もあります。

今回のモルモットさんも、比較的早期に来院され検査した結果、良性の腫瘤だったので経過をみたのですが、日増しに大きくなっていったため外科的に切除することになりました。

早めに来院され、経過をみる事ができたがゆえの判断だったと思います。 院内での簡易検査では確定できない場合もありますので、その場合は一部分を切除して検査(生検)することで大抵は診断できると思います。

体表腫瘤の症状

横腹に5cmぐらいの癌ができてしまったモルモットさん。今から手術です。

体表腫瘤の症状

ほとんど出血することなく、切除することができました。

体表腫瘤の症状

皮膚はかなり伸びますので、ほぼ元通りに縫合できます。麻酔からの覚醒も問題なさそう。よく頑張りました!

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