今回ご紹介するのは、牧草が目にささってしまったモルモットさんのお話です。
こういう事故はある程度しかたのないことなのかもしれません。 モルモットさんは草食動物なので、牧草を食べるのですが、ケージの側面に格子状の牧草ボックスを設置してそこから与える事がかなり普及しております。
その理由としては床に牧草を置いておくと排泄物で汚れてしまうので(モルモットはオシッコの量が体の割に多いです)、そうならないように壁掛け式にして置いておくことと、歩き回ってあちこちに散らかしてしまわないようにするためとか(床がすのこだとその隙間から牧草が落下して食べられなくなるのを防ぐ)、飼育管理をしやすくするための工夫として開発されました。
しかしながら、格子の隙間から飛び出した牧草がちょうど目の高さにあるので、移動のときや食べている最中などに誤って目に突き刺さってしまうことがあります。
今回のモルモットさんもそんな事情で目に牧草が突き刺さっていました。 目に傷がついていないか、緑色の色素をいれて検査してみると、やはり大きく眼球表面(角膜)が損傷してしまっていました。
環境の改善と、目薬を頑張ってもらい、再検査。 無事、損傷した角膜はもとに戻ってくれました。
失明する危険性のある病気です。使用に関してはみなさん、十分ご注意くださいね。 (ソフトチモシーとかやわらかい牧草なら大丈夫かもしれませんね)
黄緑色の色素を点眼して、 眼球表面の傷を確認します。 黄緑色に染まると、 その部位で角膜が損傷していることを意味します。 (正常なら染まりません)やはり、傷がついているようです。 (痛そうにしていました)
検査もおりこうでした。よく頑張りました。目薬で治療をすればきっと大丈夫!
では、再検査しましょう・・・うん、大丈夫!きれいに治ったね!!
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気をつけるべき病気7選
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