今回ご紹介するのは、卵を産まなくなったウズラさんのお話です。
ペットショップによってはウズラを販売されているところがあります。やはり、小さい時から飼育していると飼い主さんにもかなり慣れてくれます。雌の場合は卵を産んでくれるのも飼育するたのしみかもしれませんね。
鳥さんの卵詰まりは一年中起こる可能性はありますが、特にこの寒くなる季節に多く見られるような気がします。日光浴とカルシウム代謝の関係があるのかもしれません。
今回のウズラさんも女の子で毎日のように卵を産んでくれていたけど、ここ最近卵を産まなくなって、徐々に元気も食欲も無くなってきたということで来院されました。
産卵停止を起こす病気はいくつかありますが、まずは卵詰まりを疑ってお腹を触診してみます・・・やはりありました!何やら固いものが・・・。
一応、レントゲン検査で卵の確認をします。やはり、卵でした。でも形状がいびつで正常な形ではありません。
触診した感じでは圧迫で卵をだせそうなので、そのまま圧迫して産卵のお手伝いをします。無事、取り出すことができましたが、どうやら腐敗していたようで、産卵停止はこれが原因だったとおもわれます。
その後、元気になってまた普段通りに卵を産み始めたそうです!
卵詰まりを起こしてしまったウズラさん。目をつむってしんどそうです。今から、卵をとりださないといけません。一緒に頑張りましょう。
お腹を少しずつ圧迫して卵管の出口に向かって卵を押し出して行きます。何か白いものがでてきました・・・腐ったような独特な匂いが・・・。
無事、取り出す事ができました!やはり、卵が卵管内で腐っていたようです。
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