今回の病気の動物さんはセキセイインコさんです。 高いところから飛び降りてから、脚が着かずあげたままにしているとのことで来院されました。
みたところ、右足が内出血して赤黒くなっていました。さらに、その出血のせいで、あしはポンポンに腫れ上がっていたのです!
すぐにレントゲン写真を撮影することに。
写真をみてみると・・・ 人でいう「すねの骨」が折れていました。
手術という選択肢もあるんですが、飼い主さんの希望もありギブス固定でやってみることに。
1ヶ月後、普通に歩けるように回復し、レントゲン写真で確認してみると、骨もくっついていました!
ギブス固定では手術より綺麗にはくっつきませんが、普段の生活には支障がないくらいまで改善することが多いです。
鳥さんも状況によっては高いところから落ちると骨が折れてしまいます。今回の鳥さんは発情中を繰り返し、卵を産んでいたため低カルシウム血症となり骨がもろくなっていたようです。 (卵の殻の主な材料はカルシウムです。自分の骨を溶かして殻をの材料を調達するのです。)
鳥さんの発情はいろいろな病気を引き起こしますし、そうじゃなくても体にかなりの負担がかかります。発情をさせないように飼育することがこれらの病気を予防し長生きする上で非常に重要だと、僕は考えています。
発情をさせない飼い方は・・・長くなるのでまた今度の機会に!
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